
2022年、無料相談2社目で訪れたAD社でカツラを契約した私はここから1年間、AD社のサブスク型カツラを使用することになりました。
前回のエントリーにも書きましたが、当時の私のカツラ購入の指針は以下の通り。
- 多くのブランチ(支店)があり、どこにいてもメンテナンスを受けられること
- 髪を剃る勇気がなかったので「編み込み式」の商品を提供していること
- 価格が高すぎないこと
この条件に当時の商品がどれだけ適合していたかを紹介していきます。
契約の決め手となったチェックリストについて
支店の数
AD社は業界最大手であり、サロンの数は約160店舗(2025年12月時点)。
日本のどこにいてもヘアカットを含むメンテナンスを受けられると言っても過言ではないでしょう。
ここに関しては大いに信頼できました。
編み込み式のカツラの提供可否
AD社では編み込み式(髪を剃らずに、残った自毛に製品を括り付ける方式のカツラ)を提供していました(髪は人工毛)。
ここも私のニーズに合致していたので問題なし。
編み込み式はスタイリストにカツラを外してもらい、ヘアカットした後にまた括り付けてもらう形だったので、多くの支店を持つAD社はかなり安心感がありました。
カツラを外してもらった時の解放感、頭を直接洗ってもらう爽快感が素晴らしく、サロンに行く日はとても楽しみでしたね。
価格
「年会費制」というちょっと曖昧な建付けの商品でした。サブスク型で月々ナンボの商品。
ただ、私は一括で払いました。理由はそっちの方がトータルで安く、いざとなったら止められそうだったので。
私のプランは年間3枚の商品が提供されるプランでした(通常は2枚)。
当時このブログの開設を考えていなかったので領収書はどっか行っちゃったのですが笑、サイトの料金表で見るとMサイズの価格で338,800円(税込)だったようです(2026年8月現在、サイトに表示されている価格です。カバーする範囲によってS~Lサイズがあり、私はMでした)。
たぶんこれは当時もこんなもんだったと思います。諸経費とかあったかもしれませんが、400,000円には達していなかったはず。
「カツラは100万円ぐらいする」というイメージが当時私の中にはあったので、大変リーズナブルな印象でしたが、今思うと毎年338,800円払うのは安くないな。
一点補足すると、私のプランは通常年間2枚提供される商品が3枚になるプランだったのですが、実際は2枚で十分だと思います。
編み込み式は24時間つけっぱなしになるので劣化が早いかなと思ったのですが、そこはAD社の技術力。AD社の人工毛はタフですので、2枚でも全然いけると思います。
ちなみに年2枚のプランだと251,900円(税込)になるようです(2026年8月現在、一括払いの金額です)。
AD社サブスク型カツラのメリット
この商品を使用していた際に感じていたメリットは以下のようなものです。
これは一番デカかったです。
編み込み式は取ったり外したりが皆無なので、本当に今まで通り風呂入って、シャンプーして、という生活が可能です。つまり、生活が何も変わらないということ。
AD社の人工毛の技術は素晴らしい。
安いウィッグ特有の変なテカりも軽微ですし、プロ以外は気づかないレベルではないでしょうか。
ただ、これは私の髪質もあったかもしれません。私は幸い白髪がほとんどなく、髪が黒々としているタイプの中年なので、ディープブラックな髪が乗っててもそんなに違和感がなかったと思います。
私は月1回の頻度で散髪をしていたのですが、変わらずこの頻度で散髪しに行ってました。
これはまたいつか書こうと思いますが、自毛の部分を切ってるとカツラと言えど「散髪した感」が出るんですよね。
髪のライフサイクルに動きができるので、周囲にもバレづらくなると思います。
メンテナンスに関しては「括り直し」とでも言いましょうか、自毛が伸びることで結び目が上がってきて、ウィッグが浮いてる状態になるんですよね。
これをまた根本のあたりで括り直すことでフィット感が向上します。
浮いてくるって言っても、傍から見てもそんなに分かる感じではないです。強風を浴びたら不自然な感じになる可能性はありますが、月1回括り直していれば、ピンチに陥ることもそんなにないんじゃないでしょうか。
この編み込み式カツラを装着した時の髪型はこんな感じ。



まぁまぁまぁ、結構自然じゃないですか?
「うわ、カツラくせぇ! カツラの匂いがプンプンするぜ!」とはならなくない?
少なくともハゲ散らかしてるよりはマシじゃないですか?
自己肯定感下がる髪型ではないと思います。今っぽい言葉で言うと「耐えたー」って感じです。
AD社サブスク型カツラのデメリット
続いてデメリットを挙げていきます。
前段の最後で仕上がりを褒めたばかりですが、でもやはり、髪型はダサかった笑。
これは「編み込み式」のもっとも大きなデメリットかもしれませんが、基本的に前髪は下ろし気味にするしかないんですよね。前髪下ろさないと結び目が露見しちゃうので。
現在のトレンドは前髪上げるスタイルだと思いますし、トレンド関係なく中年が前髪下ろすのは避けた方が良い。マッシュヘアは若者の特権。中年のアンニュイな雰囲気は単なる生命力の低さです。
また、髪型以外にもスタイリストの技術レベルもトレンドを汲んでない感じはしたかな。

なんか、分かります!? この感じ。
カツラのくせに髪型だせぇよとか言っちゃって申し訳ないんですけど、この襟足のもみあげの整然とした感じ。ハゲとは思われないけど古いよねー。
こんなん絶対モテないやつの後頭部じゃないですか!
この後頭部ともみ上げの仕上げは最後まで慣れなかった。
これは個人的な事情なので多くの人には当てはまらないと思うのですが、私がサロンに行きたい曜日が定休日だったんですよね。
365日開いてる訳ではないので、そこは注意した方がいいかもしれません。
ちなみに私はこの当時、月に一回は午前休を取ってサロンに行き、施術を終えてから出勤していました。
周囲からは休みの日に散髪に行かず、わざわざ午前休を取って散髪しに行っているように見られていたはずなので、とんでもなくこだわりの強い人間に見えていたかもしれません笑。
編み込み式のカツラは24時間つけっぱなしということもあり、たまに蒸れてかゆくなることがありました。
私は職住近接で通勤時間というものがほぼ皆無、夏場そんなに外をうろうろすることもないのでマシな方だと思いますが、外回りとか外出が多い職種の人は結構大変かもしれません。
まぁ、かゆくなったらクシの柄の部分とか箸とかの細いものをウィッグと頭の間に差し込んで、それで掻けばかゆみは抑えることができます。
ただ、出先で頭に箸を突っ込んでる人がいたら通報案件なので、掻く場所には気をつけましょう。
私は1年で止めてしまったのですが、月に2万円前後(年2枚のプランの場合)かかるのはやっぱりちょっと高い。いや、だいぶ高い。
定期的にフレッシュなカツラを手に入れられるメリットはあるんですけど、年間約25万円の出費は結構厳しいですよね。
10年継続したら約250万。
これを高いと見るか安いと見るかはその人の収入次第だと思いますけど、多くの人にとってだいぶ痛い出費にはなると思います。
まぁ、ハゲを10年解消できるなら、という考え方もできると思いますが、「10年」って嗜好も変わる年月だし、実年齢に合わせてカツラの仕様も変えていった方が良いと思います。
同じ商品をそれだけ長く継続するのは結構微妙な気もします。毛量や色味など微調整が利く可能性もあるので、そのあたりは興味があればサロンで聞いてみてもいいと思います。
私がAD社のカツラをやめた理由
理由はめちゃくちゃシンプルで、アップセル(高額商品への乗り換え)を迫られたからです。
ここが黒々とした闇の部分。社名を書かない理由でもあります。
不満も不便もありましたが65%ぐらいの満足度はあったので、続けても良かったんですけど、このアップセル提案で一気に萎えました。
1年間のサブスク期間が終わるぐらいのタイミングで、「もうこのサブスク商品は販売が終了する」ぐらいのことを言われ、100万オーバーの買い切りカツラにするように言われたんですよね。
「実際は100万オーバーなんだけど、上司に相談してここは勉強して60何万で」みたいなセールストークをされ、「カツラの値段なんてあってないようなもんなんだなぁ」と思いました。サイトを見るとサブスクプランも未だに売ってますしね。
前々から施術中のオプションや別サービスを勧めるセールストークには辟易していたのですが、この展開で乗り換えを決意しました。
一点だけ言うと、これが組織的に行われているかは定かでなく、私が通っているブランチがノルマ達成のためにやっていることかもしれません。
私が超カモだと思われていてこういう提案をされているだけで、他の方は普通に何事もなく続けられているのかもしれません。
そのあたりの事情は分からないのですが、まぁ、こういう経緯があったので乗り換えを決めました。
カツラ業者は一つじゃない、選択肢はいくらでもある
私もいい年の人間なのでビジネスにはラフプレーも泥臭いことも必要だというのは承知しているのですが、一度カツラという個人にとってのライフラインを半独占的に手にした企業として、あまりに不誠実だと思いました。
一度カツラを手にした……というか、頭に乗せた人間にとって、乗り換えるストレスはハンパないし、この提案は一般的に断るのがかなり難しいものだと思います。
だって、いきなり髪を失ったり、髪型が大きく変わる可能性があるんだもん。それはビビるじゃない。
幸い私はそんな卑怯な提案に屈する人間ではなかったので、「あ、じゃあ、やめまーす」って言えましたが、言えない人も多いと思う。
「やっぱサブスク型のままで」という提案もあったかもしれませんが、それは忘れました。アップセルを迫られた時点でもう乗り換えは決めていたので。
結果としては乗り換えて満足なので、これはこれで良かった。この提案がなかったらズルズルと高価で満足度そこそこの商品を使い続けていた可能性もありますしね。
すべてがすべてこういう企業ばかりではないと思っていますが、人の弱みにつけこんで悪ノリしてくるような商売は断固拒否していく姿勢が必要です。
あなたには選択肢がいくらでも、ある!
皆様に光り輝く人生が訪れることを祈念しております。



