カツラデビュー1社目で「編み込み式カツラ」を購入し、1年間使用した後、継続しなかったという話は以前書きました。

その後、2社目では貼り付け式のカツラを購入し、現在に至るまで使用しています(2つ目のカツラを現在まで使っているという意味ではなく、2社目で複数のカツラを購入しています)。
現状満足しているので他社に乗り換える気もありません。
「編む」から「貼る」へ。
今回は「貼り付け式のカツラ」のメリット・デメリットに関して書いていこうと思います。
先に結論言っちゃいますけど、編み込み式でも貼り付け式でも、別にどっちでもいいよ笑。
編み込み式から貼り付け式への乗り換え
1社目をやめた理由は「アップセル(高額商品への乗り換え)」を迫られたからです。
髪の毛という人質を取りながらアップセルを迫るというのは、今考えても人の道に反していると思うのですが笑、私はこれ幸いと他社の無料相談に行きました。
最初のカツラを買った時は大手の無料相談のみ行って決めたのですが、今回はインディーズ系のサロン。
他店舗展開をしている所ではなく、オーナー美容師さんが相談からカツラ製作の手配、完成後のカットやスタイリングまで行っている店舗です。
あ、ちなみに現在進行形で毎月通っているサロンなので社名は出しません。迷惑をかけてカツラ取り上げられることになったらヤバイので(取り上げられるはずないけど笑)。
2社目に無料相談をしに行くことを決めたのは良いのですが、私はひとつの問題を抱えていました。
当然カツラを作るのですから頭の状態を見せる必要があるんですけど、私の頭の上には1社目で作った編み込み式のカツラが鎮座しております。これ外していかないといけないじゃん!
「よそに乗り換えるんじゃねえぞ」と言わんばかりに私の頭にガッチリと絡みつく編み込み式のカツラ。まるで小説「蜘蛛の糸」に出てくるカンダタのようです(全然違う)。
「自分で編み込みを外すこともできないし、困ったわい」と思っていたのですが、そこは口八丁手八丁で生きてきた私です。
「すみません、ちょっと皮膚科で頭皮のデキモノの検査をしたいので、一回カツラを外したら外出して、戻ってきたらまたカツラを装着してもらってもいいですか」
1社目にはこのようなお願いをして、カツラを外して2社目の無料相談に行き、1社目に戻って来てカツラを括り付け直すというパワープレイを実践したのです。
後半ロスタイム、キーパーまで最前線に上がってくるかのようなパワープレイです。
貼り付け式カツラのメリット
そんなこんなで乗り換えた「貼り付け式カツラ」、ここでメリットとデメリットを正直にお伝えしていきたいと思います。
ここでお話しするのは「自分で貼り付けをするタイプのカツラ」です。サロンで取り外しをするタイプの「貼り付け式カツラ」に関してはその限りではないので、予めご承知おきください。
「貼り付け式カツラ」は髪型に関してはかなり幅広いスタイリングに対応できます。
マッシュだろうがアップバングだろうが、コーンロウだろうが、好みのスタイリングで全然いけます。コーンロウやってくれるサロンがあるかは要確認ですが笑。
「編み込み式カツラ」には「結び目」ができてしまうので、自由度はどうしても下がりますし、散髪前のタイミングは頭がふかふかして、軽く浮きます笑。
デザイン性はサロンのセンスや腕前にもよると思いますが、少なくとも自前のスタイリングという点では、自分が納得できるスタイルにはしやすくなるはずです。これは以前の記事にも書きましたね。
「編み込み式カツラ」は蒸れるんですよ。
なにせつけっぱなしで頭をダイレクトに洗えないので、シャンプーを怠るとすぐムッシュムレムレになると思います。
私は陰キャのホワイトカラーなのでそんなに気になりませんでしたが、汗をかく職種や外で活動をすることが多い人だと、痒くなったりすることも多いでしょうね。
「貼り付け式カツラ」も蒸れるんですが、外して毎日頭を洗えますし、日々のさっぱり感は貼り付け式の方が上でしょう。
やっぱね、頭を毎日ダイレクトに洗えるのはメリットとして地味にデカい。
これはちょっとしっくりくるか分かりませんが、散髪はどこでもできます。
「普通の美容室でカツラを外すのキツイやんけ」と言われたらそれはその通りなのですが、そのキツささえ乗り越えることができれば、どこでも髪は切れます。
たとえば、何十年も同じ美容師さんに髪を切ってもらってる人だとしたら、相談してみて、カツラ後の自毛カットをお願いすることもできるっちゃできますよね。
私はカツラを作ったサロンが近いので定期的に散髪しに行ってますが、そのサロンに何かがあったら友達の美容師にカムアウトしてカットしてもらおうと思ってます。
一方で「編み込み式カツラ」は自分で外すことができませんので、原則として購入したメーカーのサロンでしか散髪ができない。
これは安心感でもあるし、リスクでもありますよね。実際、私は「編み込み式カツラ」時代のスタイリストさんとはどうも好みが合いませんでした。
「編み込み式カツラ」はその構造上、どうしても頭に異物感がありました。
常に髪の毛が引っ張られているような状態ですからね。慣れるとはいえ、そりゃ多少の異物感はあります。
一方で「貼り付け式カツラ」は頭にピタッと吸い付いている状態なので、そんなに異物感ってないんですよね。ゼロではないけど、少ない気がします。
ちゃんとフィット感のある位置に毎回貼るのは多少の慣れは必要ですが、まぁ、一週間ありゃなんとなく一定の位置には貼れるようになるんじゃないですかね。
そもそも完璧に同じ位置に貼るのは無理です。人間がやってることなので。
でも、多少生え際がズレてても誰も気づきません。みんなそんなに人の生え際は見てないんで。
貼り付け式カツラのデメリット
お次はデメリットを紹介します。結構多くてびっくりしました笑。
私の場合、週に二回ぐらいのペースでカツラに貼り付けるテープを取り替えます。
まぁ、一週間同じテープでもイケるっちゃイケるんですけど、ホールド感は日が経つにつれて落ちてくるので、週に二回ぐらい変えておくと安心。
眉間に皺をよせ、生え際ギリギリをテープで攻める。そんな「職人の朝は早い」みたいな時間が発生するのは手間ですね。まぁ、5分もあれば終わるんですけど笑。
あと、「貼り付け式カツラ」は髪の毛を剃る必要があります。これは二日に一回ぐらいのペースですかね。
電動カミソリで頭をジャリジャリと剃るだけなんですけど、手間と言えば手間。これを怠るとフィット感はだいぶ損なわれます。テープ交換以上に剃髪はまめにやる必要があります。
また、カツラを洗う必要があります。人毛カツラは多く洗いすぎちゃいけませんので、私の場合は週に一回(洗いすぎちゃいけない理由はいずれ書きます)。
「編み込み式カツラ」は普段のバスタイムでカツラごと洗えるので、「カツラだけを洗う時間」みたいなものは存在しません。
この通り、間違いなく手間は増えますし、まめな人じゃないと結構キツイ部分もあると思います。
「貼り付け式カツラ」の宿命ですが、中央部分を剃り上げる「落ち武者スタイル」はかなり自己肯定感を下げますね。めちゃくちゃグロい。
これが実際の写真です。


ユーミンもびっくりの「中央フリーウェイ」が己が頭に。えっ? あれってカツラの曲だったの?(違う)
鏡で自分の姿を見るたびに「え、江戸時代はこれがイケてたし……」と、自己暗示をかけるしかないですね笑。
まぁ、でも、これは慣れるんですよ。私のような独り身は自宅で誰の目もありませんしね。
起きてすぐ外に出る、みたいなことが貼り付け式はできません。
地震とかがあった時に機敏に動けるのは「編み込み式カツラ」だと思います。オールウェイズオンザヘッドしてるので。
「貼り付け式カツラ」はつけたまま寝れないのも地味にデメリットかな。
いや、寝れるんですよ、別に。カツラに負荷がかかるので推奨はされないのですが、寝れるっちゃ寝れる。
ただ、めちゃくちゃ気になる。カツラがちょっとずつ「ペリペリ……」っと剥がれる感触があるんですよ。
このペリペリは地獄の音です。安眠することは難しいでしょう。
まぁ、普通に夜寝る時は外しますし、気になるのはパブリックな場所で昼寝する時ぐらい?
あとはそう、あなたをカツラとは思っていない人がベッドの隣にいたら……シチュエーションはご理解いただけるでしょうか。
そういうシーンで「貼り付け式カツラ」はかなりストレスフルです。実際そういうこともありますが、熟睡できた試しがないです笑。
そして、一番のデメリットと言えばやはり「剥がれの恐怖」でしょう。
「貼り付け式カツラ」が剥がれる危険性は、「編み込み式カツラ」より明確に高いです。
頭からガッツリ生えてる自毛に括り付けている編み込み式と、両面テープで貼り付けているだけの貼り付け式では安心感の部分で差があります。
いや、剥がれないんですよ、実際は。
カツラに使う両面テープはなかなか強力なので、剥がれそうになったわーってこともあんまないです。普通に生活している分にはまったく問題ありません。
ただ、めちゃくちゃ汗をかいた日、同じテープを使い続けて一週間、頭を剃るのをサボった、台風で風がめっちゃ強い、こういうタイミングだと少しピリつく。
「ハンターに見つかったら終わりの逃走中」みたいな緊張感が頭頂部に生まれます笑。
まぁ、でも、皆さん大人なのでそんな頻繁にヘッドバンキングとかしないでしょうから、普通に生活していれば誤差の範囲のリスクだと思いますね。
日常からヘドバンきめてるメタルファンの方とかは「編み込み式カツラ」の方が良いかもしれません。
私が「貼り付け式カツラ」に満足している理由
今回はメリットとデメリット両方挙げてみたのですが、「自分が日頃思っているより、よくよく考えると『貼り付け式』はデメリット多いな」という感想です。
デメリットが多いというより、「大きめ」のデメリットが多い。
それなのになぜ私は「貼り付け式カツラ」を推しているのか、これを考えてみたのですが、結論、メリットの価値がデメリットを大きく超えているからです。
そのメリットというのが「デザイン性と自由度が向上した」、これに尽きます。
今の自分の髪型は「編み込み式カツラ」を使っている時より絶対イケてるんですよね。
これがまぁ、自己肯定感を向上させるのよ。
私は「カツラで髪を増やすこと」を目的としていません。「カツラでイケてる自分になること」こそが目的であり、今使っているカツラは私の思いに十分応えてくれているものです。

これは「貼り付け式カツラ」が合っている、というよりも、「この貼り付け式カツラを提供してくれたサロン」と合っていると言えるかもしれません。
これこそ今回のエントリーの冒頭で「編み込み式でも貼り付け式でも、別にどっちでもいいよ笑」と書いた理由です。
カツラ装着の方式は特に重要ではありません。「理想のスタイルを叶えるサロンと出会うこと」こそが重要。
これを求めて皆様にはカツLIFEを楽しんでもらいたいですね。
皆様に光り輝く人生が訪れることを祈念しております。
